2021年5月に放送された、テレビ東京「家、ついて行っていいですか?」に出演し、自らを“崖っぷち演歌歌手”と称する秋山涼子は、自身の写真がラッピングされた宣伝カーで全国各地を巡り、様々な出会いを通じて歌を届ける活動を行っている。
現代において、SNSやサブスクでヒットが生まれる時代に逆行する、まさに“昭和ライク”でアナログな活動でヒットを目指しているが、現在のコロナ禍において、彼女の真骨頂ともいえるダイレクトにユーザーへ訴えかける活動ができず、まさに“崖っぷち”に立たされている。
コロナ禍以前は、全国をラッピングカーで回り歌を届ける活動を20年以上にわたり行っていたが、テレビ番組の「家、ついて行っていいですか?」のように、“なぜか不思議な出会いを引き寄せてしまう”彼女のこれまでと、全国を回る中で起こった出来事や、人との出会いから生まれたエピソードを聞いてみたシリーズの第二弾!
■エピソード①はこちら
【エピソード2】
「親戚でもないのに部屋を作ってくれました!」~徳島での想い出~
デビューから数年後の出来事ですが、徳島市にあるレコード店にキャンペーンで伺うと、大きな花束を抱えている男性が待っていて、「今、家を建ててますので!」といきなり言われたので、「新築ですか?いいですねぇ!」と答えると、「いえ、秋山涼子さんの部屋も作っています!」と言うのです。
まったく意味が理解できず「えっ??」と、思わず聞き返してしまいましたが、落ち着いて話を伺うと、最初はカラオケにも興味がなく、もちろん秋山涼子なんて聞いた事もなかったのですが、奥様に「新人歌手が来るから一緒に行こう!」と誘われ、嫌々イベントに連れて行かれたそうです。
そして、そのイベントを見てなぜか「この子なら応援したい!」と強烈に思ってしまったのだそうです!
その方はタクシー会社に勤務されていて、深夜のラジオ番組にリクエスト葉書を出してくださったり仲間に広めてくださったりして、とても応援して頂いていたのですが、今度家を新築するにあたり
「車(宣伝カー)は長距離移動で疲れるから、いつ来ても良いように“秋山涼子さんの部屋”を作ろう!」
と、奥様と相談して決めたのだそうです!
それから徳島にいる際は、タクシー会社のお仲間の方に運転を手伝って頂き、そこに近くの瓦屋さんの奥様も応援隊に加わり一緒に即売のお手伝いをして頂くなど、“涼子号”に乗って徳島の隅から隅まで走ってキャンペーンに行きました。
徳島に滞在している間は、先程の部屋に戻ってパジャマにも着替えさせて頂き、奥様の手料理をご馳走になったり一杯やるのが何よりの楽しみでした(笑)。
今振り返れば本当に有難い事でした。
今はご主人が他界され、子供さんお孫さんも大きくなり泊まりには行けなくなりましたが、奥様の妹さんが兵庫にいて、カラオケ発表会のゲスト出演の際に橋を渡って応援に遠路はるばる来て頂いた時は、本当に感激しました。ずっと応援くださっていて本当に有り難いご縁です。
<当時の徳島後援会の皆様>
(エピソード③へ つづく)
<商品情報>
「終着…雪の根室線」 秋山涼子
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