【ニュース】特番放送で話題沸騰!デビュー55周年のちあきなおみから目が離せない #ちあきなおみ



「素晴らしかった」「表現力に圧倒された」「すごい迫力で見入ってしまった」――。連休最終日の9月16日の夜、そう絶賛する声がSNS上に溢れた。NHK BS特集『ちあきなおみ ~NHK秘蔵映像で贈るデビュー55周年~』が放送された直後のことだ。


同番組は『The Covers』(NHK BS)のMCを務めるリリー・フランキーのナレーションで進行。代表曲「喝采」(1972年)の紅白歌合戦における映像から始まり、デビュー曲「雨に濡れた慕情」(1969年)、初ヒット「四つのお願い」(1970年)、鬼気迫る歌唱が話題を呼んだ「夜へ急ぐ人」(1977年)、現時点のラストシングル「紅い花」(1991年)など、全11曲がNHKに残る貴重映像でオンエアされた。


放送後はSNS上の反響にとどまらず、各種ランキングでちあきの作品が急上昇。Amazonの演歌・歌謡曲部門ではコンセプトアルバム『微吟』(2019年)、『残映』(2022年)、『銀嶺』(2024年)など5作品がトップ20に入り、『微吟』は発売6年目で再び1位を獲得した。一方、配信のデイリーチャートではレコチョクの歌謡曲/演歌部門のトップ100に14曲がランクイン。放送前の5曲から大幅に増加し、「喝采」「黄昏のビギン」(1991年)、「紅い花」がトップ3を独占した。いずれも“特番効果”と言えるだろう。





Googleの検索数でも放送前の20倍を記録。番組で紹介された11曲から成るプレイリストが「ちあきなおみ Official YouTube Channel」で公開されたこともあり、YouTubeの検索数も放送前の4倍に跳ね上がった。これらの現象から、番組を視聴したユーザーがネットでちあきの情報や音源、映像を検索し、CDの購入にまで繋がっていることが見てとれる。


1969年「雨に濡れた慕情」でデビューしたちあきは今年55周年。とはいえ1992年に活動を休止したため、すでに休止期間の方が長い状態が続いている。にも関わらず、彼女の存在感は薄れるどころか、むしろ年を追うごとに高まっている。再評価の機運を高めたのは2005年11月にNHK-BS2(当時)で放送された90分特番『歌伝説・ちあきなおみの世界』で、同番組はアンコールに応えて繰り返し再放送。その後はBSテレ東やBS-TBSでも大型特番が制作され、いずれも再放送を重ねている。人生の機微や哀歓を巧みに表現する唯一無二のボーカルが聴く者を魅了してやまないからだろう。


アニバーサリーイヤーの今年は3月にテイチクから発売されたコンセプトアルバム第3弾『銀嶺』が前2作同様、ロングセールスを記録。6月より、ほぼすべての音源のデジタル配信を開始したことから、今まで彼女の歌声に接する機会がなかった若い世代や海外のリスナーにも、時代やジャンルを超えた魅力が伝わり始めている。


9月23日にはBSテレ東で『ちあきなおみ デビュー55周年~心を照らす不滅の歌声~』(初回放送:5月26日)が17時56分から再放送される。歌姫・ちあきなおみの存在感はさらに増していくに違いない。


(濱口英樹)




■ちあきなおみ作品デジタル配信中

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【商品情報】

ちあきなおみ 最新コンセプトアルバム「銀嶺」好評発売中

発売日:2024 年3月20日

定価:¥3,080 (税抜価格¥2,800)

品番:TECD-30641


<曲目・曲順>

1. 黄昏のビギン

2. 雨に濡れた慕情<‘89Ver.>

3. 悲しみを拾って

4. 港が見える丘

5. 泣かせるぜ

6. 涙の酒

7. 片情(かたなさけ)

8. 酔いどれ船(かもめ)

9. マッチ売りの少女

10. ねえあんた

11. 愚痴

12. 夜間飛行

13. 雪

14. 男駅・女駅

15. 喝采<‘89Ver.>

16. 愛のために死す



■テイチクエンタテインメント

https://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/chiaki/

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