【コラム】クリスマスシーズンに聴きたい「石原裕次郎ソングス」 #石原裕次郎 #佐藤利明 #クリスマス


石原裕次郎・公式ファンサイト「裕次郎倶楽部」開設!


クリスマスシーズンにぴったりな「裕次郎さんの楽曲」をセレクトしたプレイリスト公開中!




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今年の10月に開設しました、石原裕次郎公式ファンサイト「裕次郎倶楽部」では、500曲を超える裕次郎さんの名曲が聴き放題で楽しめるサービス(月額・年額)だけでなく、大人の歌謡曲プロデューサー佐藤利明さんがコンシェルジュとなってお届けする動画企画「裕次郎アワー」や、様々な企画でお楽しみいただいております。





そこで今回は、クリスマスシーズンにぴったりな裕次郎さんの楽曲をセレクトしたプレイリストをご紹介させて頂きます。


是非とも皆様、石原裕次郎公式ファンサイト「裕次郎倶楽部」に入会いただき、まさに「裕次郎さんのすべて」ともいうべき数々の楽曲と歌声をお楽しみください!



「裕次郎倶楽部」内動画『石原裕次郎アワー #5」(現在公開中)にてご紹介した佐藤利明さんセレクションによる「裕ちゃんのホリデー・スペシャル」プレイリストの楽曲解説です




今月のテーマ、コンセプトは!

「裕ちゃんのホリデー・スペシャル」です。

12月は裕次郎さんのお誕生日月、そしてクリスマス、ホリデー・シーズンです。そんな12月にふさわしいウィンターソング、雪や冬にちなんだ楽曲をセレクションしました。



M1「白銀城の対決」 

作詞・滝田順〔今戸栄一〕 作・編曲・小杉太一郎

日活映画「白銀城の対決」主題歌  サウンド・トラックより

白銀に描くシュプール。裕次郎さんと北原三枝さんの颯爽としたスキースタイルが目に浮かびます。ウィンター・ホリデーといえばやはりスキーのイメージがあります。

アメリカへの婚前旅行に出かけた、裕次郎と北原三枝。帰国後に撮影が開始されたのが、この『白銀城の対決』だった。

 ちょうどこの年、東宝からデビューすることになる加山雄三によると、石原慎太郎と裕次郎兄弟とは、加山の叔父が経営する新潟県岩原スキー場で、よくスキー場で一緒に滑ったという、裕次郎も加山も慶応ボーイ。スキーの腕前を競うほどの達者ぶりだったとか。この頃、オーストリアのスキーの名手トニー・ザイラー主演の『黒い稲妻』(一九五八年)、『白銀は招くよ!』(一九五九年)が大ヒット。この『白銀城の対決』と時を同じくして、蔵王ではトニー・ザイラーが来日して松竹映画『銀嶺の王者』(四月二十九日)を撮影。この年は、スキー映画が人気だったのである。

 そこで企画されたのが本作である。

 「白銀城の対決」(作詞・滝田順【今戸栄一】 作曲・小杉太一郎)がシングル盤で発売された。「白銀城の対決」は映画テイクと同じ音源を使用している。昭和三十五年六月からシングル盤のみのリリースとなる。



M2「粉雪の子守唄」

作詞・司雄次 作曲・大沢保郎 編曲・小野崎孝輔

有馬徹とノーチェ・クバーナ

『青春大統領』(1966年4月27日)の劇中、箱根のロッジで、裕次郎さん演じる主人公が歌うシーンがある。スキーロッジの暖炉の前で、裕次郎さんの甘い声に包まれて、ハートウォーミングな気分を味わうことができます。1966年10月「裕次郎のクリスマス・キャロル」に収録。



M3「雪のふるまちを」 

作詞・内村直也 作曲・中田喜直 編曲・久慈ひろし

〔コーラス〕ブルー・キャナリーズ テイチク・レコーディング・オーケストラ

制作担当 中島賢二 元歌・高英男〔1953. 6〕

 ウィンター・ソングの定番。1951年NHK連続放送劇「えり子とともに」挿入歌ですが、ある回の放送前日、リハーサルで時間が余ることがわかって、その時間を埋めるために急拵えで作られた。翌年、キングレコードから高英男の歌でリリースされました。1962(昭和37)年、NHK「みんなのうた」リバイバルヒットした直後にレコーディング。バックコーラスは、ブルー・キャナリーズ。





M4からM9にかけては、1966年のホリデー・シーズンにリリースされたアルバム「裕ちゃんのクリスマス・キャロル」から、クリスマスソングをセレクトしました。

演奏は「有馬徹とノーチェ・クバーナ」

1954年有馬徹が初代リーダーとして結成、『NOCHE CUBANA』(日本語:キューバの夜)を楽団名とし、中南米音楽を中心に、クラシックをラテンリズムで演奏、ポピュラー音楽、ジャズスタンダードナンバー、映画音楽、日本民謡など、アレンジャーの前田憲男らの編曲によるアルバムがある。有馬徹の試みにより、聞くバンドから、見るバンド、そして淡谷幹(現:淡谷幹彦)が中心となってショーバンドとして活動を始める。歌謡曲部門では石原裕次郎のコンサート、レコードアルバムも数多く手がけた。



M4「ホワイト・クリスマス/WHITE CHRISTMAS」 

作詞・作曲・IRVING BERLIN 編曲・小野崎孝輔

有馬徹とノーチェ・クバーナ

戦後間もなく、日本で公開されたビング・クロスビーとフレッド・アステアのミュージカル映画『スヰング・ホテル』(1942)年のために、アーヴィング・バーリンが書き下ろしたオリジナル曲「ホワイト・クリスマス」を裕次郎さんが、包み込むような温かい声で歌っています。数あるカヴァーの中でも絶品だと思います。



M5「きよしこの夜/SILENT NIGHT 賛美歌」 

訳詞・音羽たかし 編曲 山倉たかし

有馬徹とノーチェ・クバーナ

こちらも定番の「きよしこの夜」は、1818年のクリスマス、オーストリアの聖ニコラウス教会で初めて歌われました。この曲の誕生にはこんなエピソードがあります。クリスマス・イヴの前日、12月23日。教会のオルガンが壊れてしまい、讃美歌の伴奏ができなくって、急遽、ヨゼフ・モールがドイツ語で作詞、フランツ・グルーバーが作曲。完成したのはミサが始まる数時間前のことでした。



M6「ジングル・ベル/JINGLE BELLS」 

トラディショナル 詞・音羽たかし J.PIERPONT  編曲・山倉たかし

有馬徹とノーチェ・クバーナ

「ジングル・ベル」はアメリカ、ボストンの牧師・ジェームズ・ロード・ピアボンドが、感謝祭のお祝いで歌うために作った曲。最初につけられた歌の名前は、One Horse Open Sleigh(1頭立ての橇)であった(この原曲は、唱歌「旅愁」の作者ジョン・P・オードウェイ(英語版)に献呈されている)。大変好評であったため、クリスマスでも歌われ、その後アメリカ中に広まっていき、タイトルもジングルベルに変わった。



M7「もろ人・こぞりて/JOY TO THE WORLD」 賛美歌

編曲・小野崎孝輔

東京ヴォーカル・グループ 有馬徹とノーチェ・クバーナ

アメリカでは「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド(民皆喜べ)」として歌われている「もろびとこぞりて」は、日本では讃美歌「アンテオケ Hark the glad sound! 」のメロディーに、「もろびとこぞりて」の歌詞を載せた、日本独自の歌い方です。



M8「シルバー・ベル/SILVER BELLS」 

山本ただし〔訳詞〕〔JAY LIVINGSTON/RAY EVANS〕 編曲・山倉たかし

有馬徹とノーチェ・クバーナ

『Silver Bells(シルバーベルズ)』は、1951年のボブ・ホープ主演のコメディ映画「The Lemon Drop Kid(レモン・ドロップ・キッド)」の挿入歌。クリスマスソングとして親しまれている。ビング・クロスビー(Bing Crosby)によって最初にレコーディングされました。



M9「神の御子は/ADESTE FIDELES」 賛美歌

編曲・小野崎孝輔

東京ヴォーカル・グループ有馬徹とノーチェ・クバーナ

イングランドのジョン・オブ・レディングが作曲したという説が有力。1954年の讃美歌111番。クリスマスの時期に歌われる定番の讃美歌として、日本でもよく知られています。ビング・クロスビー、エルヴィス・プレスリーのクリスマス・アルバムでも定番。



M10「グッド・バイ・ナウ/GOOD-BYE NOW」

作詞・AL STILLMAN 訳詞・福智紀代  作曲・ROBERT TLLEN 編曲・斎藤太朗

ブルー・キャナリーズ テイチク・レコーディング・オーケストラ

オリジナルは、Jerry Vale, Mary Mayo, Glenn Osser And His Orchestra(1958年)

裕次郎さんにはスタンダードがよく似合います。作詞は「大脱走マーチ」などでも知られるアル・スチールマン。ジェリー・ヴェールとメリー・メイヨーのカバー「グッドバイ・ナウ(GOOD-BYE NOW)」(作詞・アル・スティルマン 訳詞・福智紀代 作曲・ロバート・ティレン)が浅丘ルリ子「教えて教えて」とのカップリングで発売された。



M11「最果てから来た男」 

作詞・熊井啓 作・編曲・小杉太一郎

日活映画「鉄火場の風」主題歌

テイチク・レコーディング・オーケストラ

1960(昭和35)年1月15日公開、日活映画『鉄火場の風』のオープニング、網走刑務所を主人公が出所したところで、タイトル文字と主題歌「最果てから来た男」のイントロが流れる。北海道を縦断する汽車。そこで初めて裕次郎が登場。観客にとっては、映画の主人公は裕次郎そのものなのである。どんな過去を背負って刑務所にいたのか、そういうドラマの状況よりも、今度の裕ちゃんの役はどうなの? そういう期待に応えるスター映画としての風格に圧倒されます。共演は赤木圭一郎さん。ヒロインは北原三枝さん。



M12「別離(ラズルカ)」 

作詞・渋谷郁男 作・編曲・牧野昭一

テイチク・レコーディング・オーケストラ

1968(昭和43)年、11月リリースのアルバム「男の歌声〈第8集〉石原裕次郎」(一二曲収録)をリリース、「忘れるものか」など最新ヒット曲に加え、未発表曲「泪が燃える」(作詞・大高ひさを 作曲・野崎真一)、「黄色い月」(作詞・萩原四朗 作曲・野崎真一)、「白夜の都」(作詞・池田充男 作曲・久慈ひろし)、「別離(ラズルカ)」(作詞・渋谷郁男 作曲・牧野昭一)も収録されました。ラズルカとは、ロシア語でразлука=別れの意味。



M13「トロイカ」ロシア民謡 

訳詞・森おくじ 編曲・久慈ひろし

〔コーラス〕ブルー・キャナリーズ テイチク・レコーディング・オーケストラ

ロシア民謡。原題は「ほら、郵便トロイカが駆けている」。ウィンターソングの定番ですが、金持ちに恋人を奪われた若い馭者の悲しみを歌った哀切な歌。ただし日本語で主に歌われるのは、楽団カチューシャによる陽気な歌詞。裕次郎さんが歌うと、原曲の悲しさ、切なさが伝わってきます。

昭和27年(1952年)、当時、楽団の歌唱指導用曲を新しく別のものにする必要があり、その時「トロイカ」の美しいメロディーに気がついた。団員の宮尾長治、富山友正と一緒にその場で歌詞を「合作」。曲が「淋しすぎるため、早くリズミカルに演奏し、ソヴィエトの若者の明るい喜びを表現した」。



M14「淡雪のワルツ」

作詞・萩原四朗 作曲・野崎真一 編曲・山田栄一

テイチク・レコーディング・オーケストラ

1964(昭和39)年1月、浅丘ルリ子の「別れのビギン」とのカップリングでリリース。

作曲の野崎真一さんは、1958年にテイチクレコードの専属作曲家となる。「星屑のブルース」(1965年)をはじめ数多くの石原裕次郎、八代亜紀の楽曲を作曲した。とくに野崎が40代半ばのころに八代に提供した「もう一度逢いたい」 (1976年)、「愛の終着駅」 (1977年)では、当時20代半ばの八代を日本レコード大賞最優秀歌唱賞受賞に2年連続で導きました。



M15「残雪」

作詞・渋谷郁夫 作・編曲・久慈ひろし

〔コーラス〕ブルー・キャナリーズ テイチク・レコーディング・オーケストラ

1963(昭和38)年3月にリリース。悲恋を描いた「絶唱」タイプのトーチソング。文語調の歌詞が裕次郎さんの歌声とベストマッチ。



M16「誕生日おめでとう」

作詞・なかにし礼 作曲・平尾昌晃 編曲・石田勝範

テイチク・オーケストラ

「西部警察」の最初の主題歌「みんな誰かを愛している」のカップリング。作詞作曲も同曲のコンビ。別れた恋人への誕生日を一人で祝う男の物語です。なかにし礼さんの歌詞には、裕次郎さんに託したダンディズムが感じられます。12月28日は裕次郎さんの誕生日、それをセレブレーションする意味でセレクトしました!




佐藤利明セレクション「裕ちゃんのホリデー・ソングス」

M1 白銀城の対決

M2 粉雪の子守唄

M3 雪のふるまちを

M4 ホワイト・クリスマス/WHITE CHRISTMAS

M5 きよしこの夜/SILENT NIGHT

M6 ジングル・ベル/JINGLE BELLS

M7 もろ人こぞりて/JOY TO THE WORLD

M8 シルバー・ベル/SILVER BELLS

M9 神の御子は/ADESTE FIDELES

M10 グッド・バイ・ナウ

M11 最果てから来た男

M12 別離(ラズルカ)

M13 トロイカ

M14 淡雪のワルツ

M15 残雪

M16 誕生日おめでとう



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