■今年20周年を迎えたベイビーブー
今年デビュー20周年を迎えた5人組コーラスグループのベイビーブーが、“世界一美しい曲”とも称されるフレデリック・ショパンの名曲「別れの曲」に日本語詞を乗せたクラシカルクロスオーバー作品が、先月20周年記念曲として発売された。
フレデリック・ショパンが作曲した独奏ピアノ曲「練習曲作品10第3番ホ長調」は、日本では「別れの曲」という名で親しまれ、現在放送中の月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ)でも度々印象的なシーンで流れ注目されており、これまでも「101回目のプロポーズ」(フジテレビ)をはじめ、様々なドラマや映画の名場面に寄り添い感動を演出している。
このショパンが生み出した美しいメロディに、これまで多くのアーティストが日本語詞を乗せクラシカルクロスオーバー作品として発表しているが、ベイビーブーが歌う「別れの曲」にはどのような思いが込められているのか?まさに“出会いと別れの季節”と言われる春に相応しいこの曲について、メンバーに話を聞いた。
“世界一美しい曲”と言われるショパンの名曲「別れの曲」に、今回日本語詞を乗せ20周年記念曲として今年の1月に発売されました。皆さんが歌うこの曲に込められている思いはございますか?
「この歌をレコーディングする前『その時の自分の自然体』で歌おうと決めました。心を動かさず歌詞の一言一言に今日までの自分を注ぎ、もし心が動いたらそれをコントロールせずに歌おうと。最後の『さよなら』は声になっていたか覚えていないほど涙が溢れ、歌い終えた後、その場に蹲っていました。大切な誰かを思い浮かべて歌い始めたわけではなかったのですが、ans.さんの書かれた歌詞の一言一言に、今まで出会った自分の大切な人達との思い出が引き出されたのかもしれません。きっとショパンの美しい旋律とans.さんの歌詞は、聴いて下さる方の大切な人と過ごした一時を感じさせてくれるのだと思います」(チェリー)
「『あなたに出会えて あぁ』 というサビの盛り上がりが1番、2番と進むにあたって時間の経過で込める気持ちが変化するところが気に入っています。元々歌詞がないのに歌っているように聞こえるのは、誰もが好きな気持ちや世界観をのせることができる素晴らしい曲なんだと思います」(シノブ)
「別れの寂しさの中に、確かな絆と愛を感じるとても素敵な歌詞を書いて戴きました。今の僕らを導いてくださった恩師、ボニージャックスの西脇久夫さんにこの歌を届けたいです」(ユウ)
「ここ数年、大切な恩師や恩人が亡くなり悲しい別れを経験いたしました。そういった方々がくださった言葉や教えて頂いたことは、常に僕たちと一緒にいるのだと思えるようになりました。『別れ』というものが持つ辛く悲しい一面はありますが、この曲を歌い決してそれだけではないということを気付かせてくれました」(ユースケ)
「生きていく上でいくつもの別れがありますが、悲しい別れの後にも新しい出会いが待っていて優しい未来がある。そんな思いをのせて歌っています」(ケン)
■ベイビーブー デビュー20周年曲「別れの曲」
春は「出会いと別れの季節」と言われますが、この曲を歌うことで思い出すことはございますか?
「昨年他界されたボニージャックスの西脇久夫さんとの別れを思い出します。僕は西脇さんと同じパートを歌っていたので、ジョイントコンサートでは隣に並んで歌っていました。その時の記憶がいつも蘇ります。まだ寂しい気持ちがありますが、いつか暖かい空気に包んでくれると思っています」(シノブ)
「今が桜の季節ということもありますが、2年前、春の訪れの時期に亡くなったベイビーブーの育ての親ともいうべき方を思い出します」(ユースケ)
「うたごえ喫茶「ともしび」で出会った師匠、ボニージャックスの西脇久夫さんと過ごした日々が浮かんできます」(チェリー)
■ボニージャックスとベイビーブーによるユニット「ボニーさんとブー」としても活動
「先日20周年コンサートでこの曲を歌った際、2年前に亡くなったベイビーブーを育ててくださった恩師のことを思い出しました。頑張れよ!笑顔で頑張れ。天国からそんなことを言ってくれている気がしました」(ケン)
「義理の兄が亡くなった時に植えられた桜の木と、その木を植えた義理の母のことを思い出します」(ユウ)
■ベイビーブー「別れの曲」アカペラver
コンサート活動も再開され、4月16日には「ティアラこうとう」でワンマンコンサートを行いますが、どのようなコンサートになりますか?
「デビューから20周年という節目の年ですので、この20年を振り返る部分と、今のベイビーブーを楽しんで頂けるコンサートになると思います。「笑って泣いて元気になれる!」という僕らのテーマは変わりません」(ユースケ)
「春を迎え暖かい季節になり、気持ちも心も晴れやかになるようなコンサートにしたいと思います」(シノブ)
「久しぶりに歌うオリジナルソングや楽しいコーナーなどをみんなで考えています。もちろん『別れの曲』も歌わせていただきます」(ケン)
「20周年の今年、ベイビーブーの今までと、これからを感じて頂けるコンサートになると思います」(チェリー)
「オリジナル曲から童謡唱歌、ポップスと幅広い曲を歌ってメンバー全員が喋って楽しいステージにしたいと思っています」(ユウ)
コロナ禍以前は、お客様と一緒に歌うということが皆さんのコンサートの持ち味でした。まだまだ会場一体で歌うことはできないかもしれませんが、コンサートを楽しみにしているファンのみなさんへのメッセージをお願いします。
「コンサートをする度に歌えることの嬉しさや、皆さんの熱気を感じています。これで歌えるようになった時を想像したらゾクゾクします。一緒に楽しい時間を過ごしましょう」(シノブ)
「一緒に歌えたらどんなに楽しいだろう?と考えることもありますが、今出来ることの中で最大限の工夫を凝らして作っています。これまでと一味違う一体感も楽しんで貰えたら嬉しいです。早く一緒に歌える日が返ってくることを願っています」(ユースケ)
「少しずつですが、コンサートなど楽しめるイベントが開催されていることに喜びを感じます。どんな形でも同じ場所で、同じ時間を共有できるというのも嬉しいです。一緒に笑顔になりましょう!」(ケン)
「まだ会場にお越し頂いたみなさんとご一緒に声を重ねる事は出来ませんが、一緒の場所で過ごせるという幸せな時間を大切にしたいと思います」(チェリー)
「一緒に歌えませんが皆さんの手拍子と共に一つになってステージを一緒に楽しみたいです。あと、新曲「列車にのろうよ」は振り付けを是非一緒にして欲しいです」(ユウ)
<商品情報>
■ベイビーブー デビュー20周年記念シングル「別れの曲/列車にのろうよ」発売中
ベイビーブー 両A面シングル 「別れの曲 / 列車にのろうよ」
2022年2月9日発売
価格:1,500円(税込) TECG-15132
<収録内容>
1. 別れの曲
原曲:Frederic Chopin 作詞:ans. 編曲:夢見クジラ
2. 列車にのろうよ
作曲:都志見隆 作詞:松井五郎 編曲:都志見隆・久下真音
3. みんなのメロディ
作曲:若松健治 作詞:若松健治 コーラスアレンジ:瀬川忍
4. 別れの曲 カラオケ
5. 列車にのろうよ カラオケ
<コンサート情報>
■ベイビーブー 20th Anniversary~ベイビーブー列車にのって♪~
ティアラこうとう(江東公会堂) 大ホール
2022年4月16日(土) 13:30開場/14:00開演
料金 前売り5,000円/当日5,500円(全席指定・税込)
コンサート情報はこちら
■テイチクエンタテインメント
https://www.teichiku.co.jp/artist/baby-boo/
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