【ニュース・インタビュー】“シングルファーザーのロックンローラー”が劇的転身!坂本つとむが目指す場所とは

“シングルファーザーのロックンローラー”が劇的転身!大人のラブソング「LOSTプロポーズ」を歌う坂本つとむにインタビュー



今年の5月19日に配信シングルとしてリリースされた、坂本つとむが歌う『LOSTプロポーズ』という曲が、ラジオでのOAをきっかけに「あの頃を思い出して胸を締め付けられる」「あの頃に戻れたらもっと違う人生だったかも」と話題となっている。


この曲を聞いた誰もが思い出すという『あの頃』というのは、まさにリスナーそれぞれの青春時代で、当時思いを馳せた人や、意図していない障害が訪れ別れることになった人に言えなかった言葉や、伝えられなかった想い、すなわち「LOSTプロポーズ=失われた愛の言葉」が蘇り、聴く人の胸が締め付けられるのだろう。


「あの時運命がもしふたりに微笑んだなら 僕らは人生を共に生きていたのかもしれない」と、持ち前のハイトーンボイスで歌う、今年58歳となったシンガーソングライターの坂本つとむに、この曲への思いと同世代へのエール。そして、“オッサンの夢”と語る「紅白歌合戦」というステージへの思いを聞いた


■坂本さんは、1994年に31歳でデビューをされていますが、もともと歌手を目指したきっかけは?


ビートルズとキャロルに衝撃を受けたことがきっかけで歌手を目指しました。その後、当時放送されていた、素人が出演するバラエティ番組で歌ったことがきっかけでデビューしました。


<ロックンローラー時代の坂本つとむ①>



■27年の歌手活動でこれまで多くの楽曲をリリースされていますが、音楽活動だけでなく俳優業やモノマネもされていますね


これまでCDは13枚、配信で7曲。楽曲提供も多くさせて頂いています。モノマネはオールディーズなどを歌っていたので、アメリカンポップスですね(笑)


<ロックンローラー時代の坂本つとむ②>


■ライブハウスだけでなく、各地での慰問ライブも行ってきましたが、なぜこのような活動をされるようになったのですか?


きっかけは、知人を通して訪問した障害者の方の施設で行わせて頂いたライブで、みなさんがとても喜んでいる姿をみて逆に唄う勇気をいただきました。その時の館長さんに“唄う坂本さんをみて、寮生の目がきらきらしていました”という言葉をいただき、それから機会があれば時間が許す限り行っています。東日本大震災でご縁のあった福島の小学校などでもライブを行ってきましたが、音楽のもつ力の素晴らしさを新ためて感じました。


■さて、今回配信にてリリースされた新曲『LOSTプロポーズ』が、坂本さんと同世代の方々から反響が出ておりますが、この曲を初めて聞いた時いかがでしたか?


これまでロックンロール一筋でやってきましたが、今から3年前の2018年に、“新たな坂本つとむ”を出せたらと考え、ジャンルの違う曲に挑戦してきました。その中で、自分が一番歌った事の無い世界の曲だったので、とてもワクワクした反面ドキドキいたしました。


■この『LOSTプロポーズ』という曲はどのような曲ですか?


若さゆえに未熟だった青春時代に抱いた恋心が、誰しも胸の中にもあると思います。今、何か不満があるわけではないのですが、決して忘れることのできない女性(男性)の存在・・・。あの時思いを伝えていたら別の世界線があったのでは?と想像してしまうセピア色の想いが詰まった楽曲です。



■坂本さんご自身と重ね合わせ、このような思いや経験はございますか(笑)


もちろん、目を瞑ると「あの時、もしも・・・」的な(笑)


■この曲は、聞くだけでなくカラオケで歌う方も多いと思いますが、歌う時のアドバイスはございますか?


この歌は、うまく歌おうと考えず男性でしたらあの頃の青春時代に想いを抱いていた女性、女性でしたらあの頃の目を閉じると浮かんでくる男性の事を思い出しながら歌ってみてください。


■現在58歳という年齢ですが、同世代の方々へのメッセージはありますか?


俗説かもしれませんが、鳥の鷹が年を重ねこのまま死ぬ時期を待つか、それとも、もう一度狩りに出るために自らくちばしを折り、爪を剥がして再び生まれ変わるのかという「鷹の選択」の話を今から3年前の55歳の時に聞き、「ガーン!」と頭を叩かれました気持ちになりました。シングルファーザーで大変ではありましたが、大好きな子供達との幸せな家庭。歌手として泣かず飛ばずでしたが、ライブハウスやイベント、温泉施設などの歌謡ショーにも出させてもらい、生活もそこそこの暮らし。気がついたら55歳・・・自分の人生これでよかったのか?と。子供たちも成人しましたので、もう一度メジャーの世界で頑張って、夢の「紅白歌合戦出場」を目指す決意をしました。


■最後に坂本さんが歌い続ける理由と、コロナが明けたら挑戦したいことはございますか?


自分には、歌しかありません。まだまだ大変な状況ですが、早く自分の持ち味でもあるライブをしながら全国を飛び回りたいです。同世代の皆さん。いくつになっても、夢を追い続ける坂本つとむを応援よろしくお願いします。




<音楽評論家・富澤一誠氏のコラム>




【配信情報】

坂本つとむ「LOSTプロポーズ」

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