『1/6の夢旅人2002』のような“どんな状況でも笑っていられるタフネス”が伝えられれば
人気バラエティ番組「水曜どうでしょう」のテーマソング「1/6の夢旅人2002」や、「第51回 日本レコード大賞」優秀作品賞(2009年)を受賞した「手紙~親愛なる子供たちへ~」で知られるシンガーソングライターの樋口了一が主演を務める映画「いまダンスをするのは誰だ?」(古新 舜監督・来夏公開予定)と同名タイトルとなる映画主題歌「いまダンスをするのは誰だ?」が、9月7日にデジタルシングルとして配信リリースされた。
現在撮影中の映画「いまダンスをするのは誰だ?」は、仕事一筋で家庭を顧みなかった主人公がある日、若年性パーキンソン病と診断されたことで出会う人たちや、「ダンス」を通じて自らの生き方を見つめ直していくストーリーで、自身もパーキンソン病と闘う樋口了一が難しい役どころとなる主人公を演じている。
まもなくクランクアップとなる初主演映画についてと、映画公開に先駆け配信リリースされた映画と同名の主題歌について樋口了一に話を聞いた。
聴く者に突きつけられる鋭い切っ先のような言葉
●今回映画の主演と主題歌を担当されるということですが、初めて挑む映画の撮影はいかがでしたか?
「初めて(曲の)レコーディングをした、デビュー当時の右も左も分からない感覚を思い出しました。最初はいつ演技を始めれば良いのかもわからなく戸惑うばかりでした。それでも、演技をやっているうちに歌うということと、演じるということの間に共通する“表現の核”のようなものを見出せた気がします」
●映画公開は来年の夏を予定していますが、どのような仕上がりになりそうですか?
「撮影の渦中にいて与えられた役を懸命にこなしている今は、どんな作品になるのか想像もつきませんが、一人の男がパーキンソン病という荷物を背負い、自暴自棄となって会社での立場が危うくなり、家庭も崩壊していくというどん底を味わうも、そこから少しづつ希望を見出していくというストーリーです。シンプルで普遍的な一人の人間の再生の物語になると思います」
●映画の主題歌は、今回の脚本と監督を務める古新舜さんが作詞を手掛け、樋口さんが作曲をしています。映画ともリンクする内容の曲ですが、どのような曲に仕上がりましたか?
「古新監督の書かれた歌詞を読んだ瞬間、疾走する思いのようなものが心に飛んできました。この全編に溢れる疾走感を主軸に曲を作りました。結果として、自分で歌っている自作の曲の中で最もテンポの速い曲になりました。歌詞の随所に、聴く者に突きつけられる鋭い切っ先のような言葉が散りばめられていて、病に敢然と立ち向かう決心をするまでの主人公の迷いや葛藤、そこから前向きな気持ちを手に入れていくまでが描かれている曲になったと思います」
●8月の撮影中にコロナに感染し体調を崩された時期もありましたが、現在の体調はいかがですか?
「8月の上旬に感染しましたが、今は完全に陰性となって体力の回復を目指している状況です。撮影直後から『どうでしょうキャラバン』のツアーが始まりライブに出演する予定だったのですが、持病のパーキンソン病のこともあり、現状の体力で1ヶ月の長旅に耐える自信がなく一旦参加を見送ることとなりました。楽しみにされていた方々には本当に申し訳なく思っています。私の代わりに後輩の古澤剛が力強い歌声で『1/6の夢旅人2002』を歌ってくれると思いますので、どうか皆さんキャラバンを楽しんでください」
●最後にファンの皆様へメッセージをお願いします
「私が役者をやる?しかも主演で?と、驚かれた方もいらっしゃると思いますが、僕自身が一番驚いています。この新鮮な驚きをパワーに変え映画という新しい表現の場で、皆さんに『1/6の夢旅人2002』のような“どんな状況でも笑っていられるタフネス”が伝えられればと今懸命に取り組んでいます。来年公開の「いまダンスをするのは誰だ」と、先行配信された主題歌を聞いて映画の世界観をイメージしてみてください。よろしくお願いします」
©2022いまダンフィルムパートナーズ
*「どうでしょうキャラバン」への樋口了一出演情報は、決まり次第こちらのHP等でご案内します
●水曜どうでしょう「どうでしょうキャラバン2022」HP
https://www.htb.co.jp/caravan2022/
■デジタルシングル
樋口了一「いまダンスをするのは誰だ?」
(作詞:古新 舜/作曲:樋口了一)
2022年9月7日(水)配信スタート
■各配信サービスはこちら
■樋口了一(エンドレスライス含む)の配信作品はこちら
■映画「いまダンスをするのは誰だ?」
・監督・脚本:古新 舜
・主演:樋口了一
・主題歌:「いまダンスをするのは誰だ?」樋口了一(2022年9月7日より配信開始)
・2023年夏劇場公開予定
©2022いまダンフィルムパートナーズ
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